クリスタルビーストとは

ホルスタインシュリンプの種親水槽から突然変異で出現した個体を固定した新品種。金目で透明ボディに赤や黄、青、茶などの色彩や模様が表現されます。ホルスタインシュリンプの進化系と位置づけられる新しいタイプのエビです。
 

金目の固定から着手

クリスタルビーストの一番のセールスポイントは金目であること。もちろん、金目は固定化されています。この金目を固定化することがクリスタルビースト作出の第一歩となりました。
 
ホルスタインシュリンプの中から金目になりそうなアルビノを探し、これらを掛け合わせることで金目の固定を進めました。最も困難だったのは同時期にアルビノのオスとメスを見つけ出すこと。アルビノの雌雄が揃わないと金目の固定には近づきません。
 
アルビノのペアを得るために、pHや水温を調整したり、カルシウムを添加するといった試行錯誤を繰り返しました。そして、ようやくアルビノのペアが誕生。そして、金目の固定化が成功しました。
 

色や柄のバリエーション

左右非対称の柄をするのがホルスタインシュリンプの魅力。ホルスタイン同士を交配することで、さまざまな柄の稚エビが産まれることが分かっています。現在、フルレッドをはじめ、赤のバンド、フルイエロー、濃いブルーのバンド模様、茶褐色模様、青卵タイプなどが見られます。
 
今後もこれらを交配することでより鮮やかな発色や新たな柄、さらなるカラーバリエーションが増えると期待されます。クリスタルビーストはまだ誕生したばかり。多くのエビ愛好家がクリスタルビーストを手にすることで、さらなる進化・発展をしていくことでしょう。